🌷 simple-blog
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ひさしぶりの、良いプリン

ガラス瓶のプリン

連休の散歩中、ふだんは通らない裏道に小さな菓子店があるのを見つけました。

ショーケースには数種類のケーキと、小さなガラス瓶に入ったプリンが並んでいます。瓶のラベルは紙に手書きで「カスタードプリン」とだけ。最近はチェーン店でもおしゃれな佇まいのスイーツが買えますが、この瓶の質素さには別の種類の品の良さがありました。

迷わず一本買って、家に帰ってから冷蔵庫で30分だけ追加で冷やしました。

食感のこと

スプーンを入れた瞬間に、これは硬めだとわかりました。

最近のプリンは「とろける」「なめらか」を競っているような印象がありますが、これはきちんとスプーンの重みを受け止めてくれるタイプ。卵の風味がしっかり立っていて、噛む、というほどではないけれど、確かに口の中で「層」がほどけていく感じがあります。

カラメルはかなりほろ苦め。甘いプリンとのコントラストが効いていて、子どものころに憧れていた「大人のおやつ」のニュアンスがありました。最後の一口は、瓶の底に残ったカラメルをスプーンで集めて口に運ぶ──その時間も含めての一品だな、と思いました。

帰り道に考えたこと

プリンって、特別な日のスイーツではないんですよね。

ケーキみたいに「祝う」ものでもないし、和菓子みたいに「いただきもの」感もない。コンビニで100円台で買えるし、家でも作れる。気軽さが身上のスイーツのはずなのに、たまにこういう「丁寧に作られた一本」に出会うと、その気軽さの中にどれだけ広い幅があるかを思い知ります。

帰り道、また近いうちに買いに行こうと決めました。次は別の種類も試してみたい。日々の散歩に、ひとつ楽しみが増えました。

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